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1959年から時を超えて
今日、とある場所にお邪魔して商品撮影をしていたのですが、
そこの方に古いカメラがあるから見てみる?と言われ、
見せてもらいました。

そのカメラはKodak Brownie STARMITEというカメラ。
調べてみると、1950年代末から60年代に売られていた、
127フィルムを使うものでした。
箱付き、フラッシュバルブ付きの完品。

1959年から時を超えて_f0174201_1925472.jpg


カメラの裏側を見てみました。
ブローニーフィルムを少し小さくした
127フィルム用のカメラですので、
赤窓が付いています。
うん?数字が赤窓から見えます。
ということは、
フィルムが入っているではありませんか!

1959年から時を超えて_f0174201_1926072.jpg


カウントは7のまま停止していました。
プライバシーの問題があることは重々承知していますが、
クラカメの世界では、
時を超えて入れっぱなしのフィルムが
カメラから出てくるのは珍しくないと聞いています。
また、箱には外国の方の名前が書かれており、
このカメラの持ち主の方もアメリカで購入したと言っていたので、
最後まで撮影を行い、
現像に出してみようと思いました。

1959年から時を超えて_f0174201_19343879.jpg


残り5枚を撮影。
シャッターもキチンと開きましたし、
巻き上げをしないとシャッターチャージがされないという、
なかなかしっかりとした作りであることが分かりました。

中に入っていたフィルムは、
Kodak Color Xというフィルム。
どうやらカラーネガのようですが、
現像処理がC22プロセス!

ウェブによると1963〜74年にKodakが採用していた方式だそうで、
現在の現像方法だとかなり通常のプリントは難しいとか…。
仲むつまじいアメリカの家族が写っていたりしたらいいなと思っていたのですが、
どうやら50年近い時を超えての対面は果たせないようです。
でも、現像くらいはしてみたいと思っています。
そして、もしも上手くプリントができたらご報告いたします。
by snap_magazine | 2009-11-06 19:43
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