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THE SURVIVAL SHOWの展示作品です
先週の日曜日に終了した
「THE SURVIVAL SHOW」(新丸ビル)に
飾らせていただいた鈴木の作品です。
ホライゾンで撮影した渋谷〜恵比寿間の風景。
山手線を使う方にはおなじみの場所かもしれません。
近所に写真学校もあるので、
幾度となく撮影されている場所でしょう。
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恥ずかしいのですが、
タイトルは「家がない」です。
説明をすると長くなってしまいます。
お時間ある方は下記をどうぞ。

まず、写真を展示に出す際には
テーマを決めてから撮るのが鉄則、ということは
至るところで言われてきたことです。
その教えを忠実に守り、
撮りためた写真から選ぶのではなく
新たにテーマに即して撮影を行うという選択をしたわけですが、
あまり慣れないことをしても仕方ないだろうと思い(開き直り)、
「自分で映画を撮るなら、どこで撮るか」
みたいなことを考えて撮影をしました。
というのも、鈴木はずっと映画の仕事をしておりまして、
素直に自分のフィールドでやるのがいいだろうと。

で、自分が監督になったつもりであるとすると、
ストーリーは大学のゼミで専攻してハマりまくり、
今も思考回路の大元になっている安倍公房風、
そして大好きなSF映画「未来世紀ブラジル」風になるのは必然。
名前やら顔を喪失して不確かな存在となってしまった男が
家への道順を忘却してしまい街を徘徊しているというような感じでしょうか。
こんなイメージに合うのが僕の中では
鉄骨むき出しのガード下や奥の見えないゴミ捨て場でした。

それにしても気の利いたタイトルを難しいものですね。
電話で「キャプション締切だからすぐ決めろ」と急かされ、
「家がない」という超ヘンテコ&ひとりよがりの
タイトルに思わずしてしまいました…。
せめて「徘徊」とかにしておけば良かったと思います。

赤い写真はASTIAのクロスプロセス、
白黒はネオパン1600。
こういう不穏な雰囲気は好きです。
横40センチくらいに引き伸ばし、
それをすき間なく4段に重ねて展示しました。
by snap_magazine | 2009-04-01 04:05 | horizon
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